こんにちは、ひろです。
今回はキャンプ、バイクに次ぐ私の趣味、読書についての投稿です。
どんな趣味でも場所、時間帯など環境を選びますよね。特に小さいお子さんのおられる家庭などでは家事、育児に追われて趣味を無くしてしまっている方おられませんか?
私もそのうちの一人で、以前は野球やジム、ゴルフなど趣味を楽しんでいたのですが、子どもが生まれてからなかなか自分の時間が確保できずに一時期趣味を無くしてしまいました。
そんな私がぜひオススメしたい趣味が『読書』です。
読書の良さは何より本を通して様々な方の見識に触れられること。そして場所、時間など環境を選ばず、少しの空き時間があれば自分の世界に入れること!
20代後半を迎えるまで一切読書をしてこなかった私ですが、そんな私でも面白い!と心を動かされた本の数々をこの「reading log」(読書log)でご紹介していきたいと思います。
これらの記事をきっかけに読書に興味がなかった方に興味を持って頂き、少しでもいいなと共感し、本を手に取って頂き意見交換などできれば、幸いでございます。
もちろん以前から読書を嗜まれている諸先輩方とも意見交換やオススメ図書など教えていただければ嬉しい限りです。
それでは今回ご紹介する本はこちらです。
『喜ばれる人になりなさい』永松茂久氏著
私の読書のメインは成長のために読むのがほとんどなので、自己啓発本が多いのですが今まで読んだ本のなかで間違いなく一番感動した本です。
こちらの本は以下の方にオススメです。
・これから新しく何かを始めようとしている方
・今、目的を見失っている方
・小さいお子様のおられるお父様、お母様
仕事に繋がる何かを求めて手に取った本なのですが、『親のあり方』を考えさせられる素敵な本でしたのでご紹介致します。
著者について
著者の永松氏は、2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店に。現在では全国で多くの講演、セミナーを実施。
著書では、『人は話し方が9割』の単冊売上で2020年ビジネス書年間ランキング1位を獲得。2021年には、同書が「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」にて「特別賞/コロナ禍を支えたビジネス書」を受賞。他にも『20代を無難に生きるな』『30代を無駄に生きるな』など多数あり、累計発行部数は200万部を突破している。
本書の概要
そんな著者の原点ともいえる著書が本書『喜ばれる人になりなさい』だと感じました。
本書は著者を育てた母「辰巳さん」の多くの教えが綴られています。
そのなかでも私が特に心に残った3つのフレーズについて紹介させて頂きます。
1 『喜ばれる人』とは
「喜ばれる人」と言われてみなさんはどんな人を思い浮かべますか?
本書で語られているのは、周りに媚びて表面上喜ばれる人ではなく、「人を応援できる人」だと言います。世の中は応援で回っています。飲食業とは、楽しい一家団欒の時を応援すること。新幹線、飛行機などのサービスはスムーズな移動を応援することなど、長期的な全てのサービスは誰かを応援するという元に成り立っている。応援されるということは嬉しいことであり、幸せなこと。逆に応援できる人がいるというこうとはそれに増して幸せなことであり、それも人間に備わった本能であると。
また、辰巳さん曰く、
「この世には目には見えない『徳』というお金があり、そのお金があれば『運』を買うことができる」と言います。
喜ばれることをすれば、『徳』が貯まる
『徳』を積むことで、『運』は買える
『徳』は親から子へ受け継がれる
相手のためを思って喜ばれる行動をすれば、相手が幸せになることはもちろん。自分にも幸運が訪れ、自分だけでなく、自分の子にも受け継がれるという。また、それは「人に気づかれないように喜ばれたら、さらにボーナスがついて10倍貯まる。」と言われたそうです。
相手のことを思って何かしたら、相手の喜ぶ顔が見たくてそのことを相手に言ってしまいがちですよね?極論ですが、相手の喜ぶ顔が見たくてするなら、結局は自分ため。。
本当に相手を応援する気持ちを思ってするなら、やったことすら言わない。とても素敵な考え方ですよね。
2 才能や勲章は何のためにあるか
話のメインではないのかもしれませんが、辰巳さんの人柄が表れているとてもいいなと思ったフレーズをご紹介致します。
「もらった才能や勲章は決して自分を威張らせるためにあるんじゃないのよ。その力を使って誰かに喜んでもらうためにあるの。」
母、辰巳さんの教えや周りの方達に支えられ、出版や講演が好調で調子に乗っていた時、著者は「あんたは大切なものを忘れていない?」と厳しく叱られたと言います。今でも初心を忘れそうになった時、著者はいつもこの言葉を思い出すと言います。
成功はもちろん本人の努力なしでは成し得ません。増して自分で切り開いてきた道が大成した人には、自信や多少の驕り(おごり)はあって然るべきとさえ思うのですが、辰巳さんはどんどん大きくなっていく著者に対し、『大御所』になるのではなく、講演会に参加するひとり一人など、ただ目の前の人に全力を注げる『喜ばれる人』になってほしいととの想いを込めた激励をしたと言います。ここにも『偉くなる』のではなく、『喜ばれる人になってほしい』と一貫して子を想う母の大きな愛を感じました。
3 子育てにあたって、母が決めている3つのこと
この部分こそ、現在小学生の子を持つ私に一番刺さった部分かも知れません。
1、子供の心配する時間があるなら、自分の好きなことをやる時間に変えること。
→ 母のように楽しそうに生きる大人を見たことがない。
そのおかげで、僕は小さな頃から早く大人になりたくてたまらなかった。
2、子供がどんな状態であっても、お母さん自身が自分の機嫌は自分で取りながら明るく生きること。
→ どんな時もずっと笑顔だった母。そんな姿を眺めていると落ち込んでいるのもバカバカしくなった。
3、何があっても子供の味方でい続けること。何があっても子供の未來を信じ続けること。
→ たとえ世界中を敵に回しても母だけは僕の味方でいてくれる。そんな人がいることが最高に幸せだった。
青字はエピソードごとの著者の想い
本当に子を想うとはどういうことか。とても心に残るフレーズであり、ぜひ実践していきたいと感じました。
大人になることは働かなくてはいけないということ。しんどいことをするということ。そんな姿を我が子に見せていませんか?と言われているような後ろめたい気分になりました(汗)。
一番身近な大人である親が日々楽しそうにしていると、必然的に子どもは将来に希望を持つ思考になりそうですよね。
心身共にやすらぐ帰る場所があるって大切なことですね。以前何かの本で、メンタル的に帰る場所(やすらぎを得る場所)を持つ子(Aグループ)と持たない子(Bグループ)でチャレンジに関する研究を行なったところ、結果に顕著な差があったという記事を読みました。
やはり自分を認めてくれる存在がある子(A)は、経験したことのないことに対しても意欲を持ってチャレンジできるそうです。たとえチャレンジに失敗しても自分には帰る場所と支えがあると失敗を恐れず意欲も持ってチャレンジできるそうです。
自分自身が日々を楽しむこと。明るく見せること。あなたを信じてるって口に出して伝えること。言うのは簡単ですが毎日実践するのはとても大変なことだと思います。ですが、一番身近な大人が日々を魅力的に生き、信頼されているんだと伝えることで、子どもはどれだけ将来に希望を感じ、自己肯定感を高められるでしょうか。
堅苦しい子育て本なんかより、純粋の子どもを想い決意を持って子どもに向き合っておられる辰巳さんの言葉が、深く私の心に刺さりました。
まとめ、実践
『喜ばれる人になりなさい』いかがでしたでしょうか?拙い文章で伝わりづらい部分もあったかも知れませんが、今回ご紹介したフレーズ以外にも素敵な思考や言葉が散りばめられた素敵な本ですので、気になった方は一度手に取って読んでいただければ嬉しいです。
また「私はここが響いた!」など感想やご意見を共有できると、私自身視野が広がりますので様々な意見交換ができれば、ありがたい限りでございます。
たくさんの方の思考に触れ、成長できる読書。
一冊の本を通してたくさんのことを学ぶのですが、全てを明日の自分へ反映するのはなかなか難しいこと。
まず私が今から実践する1つは、
「自分の機嫌は自分で取りながら、明るく生きること。」
当たり前のことのようでなかなかできておらず、子どもに気を遣わせるようなこともしばしば。。これまでのことを反省し、子ども第一ではありながらもしっかり自分も子どもといる時間を楽しむこと!を心がけ実践していきたいと思います。
そうすれば子どもの寝顔を見ながら反省する時間もなくなるはず。。。笑
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